
発達教育実践分野 特別支援教育研究室

研究室教員の集合写真
特別支援教育研究室では
発達障害やさまざまな困難(不登校・貧困・虐待など)、生きづらさを抱えた子どもとその家族への福祉と協働できる学校教育のあり方を研究します。ゼミや講義など、大学内での学びとともに、地域の子どもの活動の場にも参加し、子どものねがいをとらえる視座をもった教師を育てます。

研究室合宿にて、みんなでパチリ

2025.4.08 特別支援教育研究室の新入生18名が決定しました
研究室の先輩からのメッセージ
私は「特別な教育的ニーズ」という言葉を大学で知り、学校生活においてさまざまな生きづらさを感じる子どもたちの存在に気づきました。そして、児童自立支援施設や青少年自立援助ホームなどの訪問を通して、通常の学校以外の場所でさまざまな生き方をする子どもたちに出会いました。特別支援教育研究室ではその出会いから新たに生まれた疑問を学生と先生方で語り合い、学びを深めていきます。
校則、制服、机といすが並べられた教室、今までなにも感じていなかった学校での当たり前は、すべての子どもにとっての当たり前なのか。その学校はみんなにとって過ごしやすい楽しい空間なのか。私たちと一緒に考えてみませんか。
2025年度行事予定(調整中)
2025年度の研究室行事予定です。
4月3日(木) 新入生ガイダンス開始
4月7日(月) 新入生・在学生対面
4月8日(火) 授業開始
4月19-20(土・日) 研究室合宿研修【ネイパル厚岸】
6月11日(水) 新入生特別研修
【釧路養護学校・釧路鶴野支援学校】
10月 教育実習報告会
10月 大学祭
10月 卒論中間発表会
2月 卒論発表会
2月 追いコン
2月中旬 特別支援教育臨床Ⅱ【函館研修ほか】

手話講座
研究室の特色ある講義・演習
特別支援教育研究室では、その専門性を高めるために、特色ある授業を複数開講しています。
■発達障害児教育論
■ インクルーシブ教育論 ※テレビで放送された動画リンク
■ 特別支援教育臨床Ⅰ (児童養護施設訪問)
■ 特別支援教育臨床 Ⅱ (特別支援学校見学等)
■ 当事者による特別講義
③場面緘黙
④聴覚障害(手話講座) ←写真
■専門職による特別講義
②スクールカウンセラー (Xへリンク)

誰もが安心して学べる学校を探求しよう!!
北海道教育大学釧路校では、学校教育・発達教育・地域環境教育・各教科等の所属分野の専門を深めつつ、国連が世界各国に求めているインクルーシブ教育「誰もが安心して学べる学校」を探求する、独自のカリキュラムを開設しています。小学校・中学校・高校・特別支援学校のどの学校種においても、在籍する子どもの実態や生活環境は多様です。文部科学省は、2022年に「通常学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」を公表し、支援を必要とする児童生徒が通常学級に8.8%程度在席するという推計を出しました。
今日、このような多様なニーズをもつ子どもを念頭に、誰もが包摂される・排除されない学校・学級、そして授業づくりが求められています。
所属分野の専門を深めつつ、「誰もが安心して学べる学校」という教育の共通する課題について、釧路校で学びませんか。